東京家庭裁判所 昭和３１年（家ロ）１１０号 命令
申立人 川上ゆき（仮名）
被申立人 田中一夫（仮名）
昭和三〇年九月一四日成立した上記申立人と被申立人間の当庁昭和三〇年（家イ）第一〇六九号夫婦関係調整事件の調停条項第三項につき、当裁判所は次のとおり履行命令する。
主文
被申立人は申立人に対し、長男昭の療養費未払金のうち昭和三〇年一二月分から昭和三一年四月分までの計金三〇、〇〇〇円は昭和三二年九月末日限り、昭和三一年五月分から同年九月分までの計金三〇、〇〇〇円は昭和三二年一〇月末日限り、昭和三一年一〇月分から昭和三二年二月分までの計金三〇、〇〇〇円は昭和三二年一一月末日限り、昭和三二年三月分から同年七月分までの計金三〇、〇〇〇円は昭和三二年一二月末日限り、昭和三二年八月分金六、〇〇〇円は昭和三三年一月末日限り、いずれも東京家庭裁判所に寄託して支払え。
この履行命令に定める各期限毎の履行義務に反した場合は、その命令違反毎に家事審判法第二八条の過料に処する。
（家事審判官 市川四郎）
この履行命令は、前記調停条項に定められた本来の義務を何ら変更するものではない。